25時間眠りたい

はやく人間になりたい

皮膚科

黄色い線の内側、最前に並ぶ私の前に

じり、じり、とお婆さんが割り込んでくる

そんなことをしなくとも優先席に座れるだろうに

お元気なようで何より

 


相変わらず保険証を出してから

診察室へ呼ばれるまで秒である

診察も秒である

一瞥され変化と薬の残量を尋ねられ次の説明をされる

触られたいわけでもなくお喋りしたいわけでもないので

私にとっても好都合ではある

 


待合室に戻りお金を払う

この1分程で500円取れるのか〜

と怒りを通り越し感心してしまう

 


そのまますぐ隣の薬局へ向かう

この薬局も凄く早い

椅子に腰掛けた次の瞬間に名前を呼ばれる

 


先生も抗生物質がナンタラとは言っていたし

錠剤が朝夕に増えたということもあるだろう

しかし1660円か……

前回までは900円台だっただけに痛く感じた

 


駅に戻ると丁度電車がホームに入るところだった

病院も薬局もあまりにも早いので

行きの電車の次の電車で帰れてしまうのだ

 


お洒落なカフェが乱立する場所だというのに

診察の為に毎度スッピンなもので

コーヒーを飲みに行くことも出来ぬ

 


電車の窓に映る自分の顔を見て酷いものだと目を逸らす

せめてリップくらい塗ってくるんだった

 

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茶店行きたい欲の爆発を耐えたので

帰宅後、

名古屋みやげのカエルまんじゅうと7カフェラテで

我を労う