25時間眠りたい

はやく人間になりたい

帰る

2時間弱かけて家へと帰る

 


田んぼやポツポツとした一軒家から

全国チェーンの居酒屋やマンションの窓明りへと

車窓の景色が移ろってゆく

光がだんだんと増えてゆく

 


下車する者、乗車する者、

どこでも人間は暮らせるンだよな

 


本を読むのであっという間とはいえ

ガラガラの車内から人混みの改札口へと吐き出されると

ドッと疲れを感じる

 


フルーツスムージーが飲みたくなって

すぐそこのカフェでテイクアウトをした

 


ここは欲しいものは何でも手に入る街

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