読書感想という名の戯言
幸福の「資本」論という本を読みまして、
日頃、自分の中で確立された定義が見事に言語化されていて、どちゃくそテンション上がりました。
私が勝手に定義してたことは『限界効用逓減の法則』っていうらしいです。経済学の基本らしいっす!へえ〜。
暑い日の喉がからからに渇いたときに飲む生ビールの最初の一口ほど美味しいものはないよね!でもその美味しさは2杯目、3杯目とジョッキをお代わりするにつれてなくなっていって、やがて惰性で飲むだけになってしまうよね!って説明が書いてあったヨ。
うれしいことにも悲しいことにもいずれ慣れてしまう、ってことダネ。
私はダラダラするのが何よりすきだけど、毎日ダラダラしてたらダラダラしてるときの幸せが薄れてきちゃうから、あえて日々予定入れまくって、ごくたまにダラダラするようにしてる。思えば予定入れすぎて自己コントロール事故ってメンヘラってることも多々あるから、この方針は凶と出ている気がしなくもないけどね。
知ってよかったな〜〜って思うのは、セロトニン(気分の安定に重要な働きをする神経伝達物質)の話かな。
なんと!セロトニン少ない人ほど幸せになりやすいらしい!『神経伝達物質に作用するいくつかの遺伝子の発現量が低い人は、良い環境と悪い環境のどちらにも敏感に反応しやすい』だそうな。
反対のことを例に出すとめっちゃポジティブな人は悪い出来事にあまり反応しないけど良い出来事にも同様にあまり反応しないよ!ポジティブというか鈍いだけだよ!って感じかな、多分。
だから敏感なお前らは良いことあったらその分ビンビンに幸福を感じるよ!ってことらしいっす。
セロトニン少ない人は鬱になりやすくて、実際自分がそうなのは知ってたの。でも、「私は人並みよりも幸せのレベルが低いから幸せを感じやすい」っていうネガティブなのかポジティブなのかよくわからない持論を持ってたんだけど、実験結果に基づいたもっと明るい考え方を知れてよかった!
これからはセロトニン少ないなりに幸せになろうと思います〜〜!いえ〜い!
変なテンションでつらつら書いておいて申し訳ないのですが、いま挙げた2つの話は本の内容からするとサブ中のサブなのです…。もっとがっつり面白いこと書いてあるのでよかったら本を読んでみてくだされ。
いままで小説ばかり読んできたけど最近「〜〜論」とか「〜〜学」ってタイトルにつく本も好きってわかってきた。そうそう、「暇と退屈の倫理学」面白いです、私自身読みかけなんだけど。
大学受験で勉強した政治経済の内容出てくるし、大学の講義で習ったことも出てきて楽しいわ〜〜。偉人が提唱したことを踏まえて現代の問題に転用して、更に話が展開してあって面白いわ〜〜。
あと、ビジネス齧ってみたことで読める本の範囲広がったとも思う。
最近相乗効果が続々と出てきて生きてるのちょっと良い!
一般教養あると日常生活で気づけることが増えて楽しさの範囲が広がるよね。この間京都の電柱に曽根崎心中の古びたビラが貼ってあるの見て「うひょ〜!京都っぽい!」ってテンション上がったもん。(そういうことではない?)
そうそう、初対面の人に「お薦めの本教えてよ」って言われることが多いのですが私はその質問はナンセンスだと思うのですよ。
その話はまたいつか。