親友交歓
胸糞悪くなりました。
今年の夏にシンガポールへ一緒に行った人と会いまして、色々話をしているうちに「セントーサ島での出来事、嫌だったよね、品がなかったよね」という話になりました。
その時に、私の高校での修学旅行でオーストリアに行って、お土産を買う自由時間のときに恥ずかしさを痛感した、自分が日本で見る中国人観光客みたいでいたたまれなかった、ということをふと思い出して、喋りました。
その人は「聞いてぞっとした」と言ってくれました。
この体験を話すことはあまりないと思います。
数少ない話す機会で、あの感情に共感、というかぞっとしたという感覚を持ってもらえた、そして言ってもらえた、ということは嬉しく、有難いと思います。
その時に勧められたのが太宰治の親友交歓です。
なんというか、憐れみですね。
他人を上から目線で語るような、そんなことはしたくないけれど、
世の中にはわかっている人とわかっていない人が存在してしまっていると、どうしても考えてしまいます。全てをわかっている人はそうそういないとは思うのですが、なんというか、気づける部分と気づけない部分といいますか。うむむ。
私自身まだまだ未熟なので、あんまり喋ると将来読み返したときにこっぱずかしくなるだろうから噤むべきなのでしょうけれど。
胸糞が悪いので歯磨きをしてみましたが尚更嗚咽感が促進されました。
文豪と呼ばれる方たちの本を面白いとは思えなかったのですが、なかなか意味がわかるようになってきました。
読むべき時期が来たのかな。
結論:集団で海外に行くべきではない!(持論)