私のための備忘録
無職なので本読んだり映画やドラマ見てる
ここにあるのが全部じゃないけど
（本と映画に関してはこの何倍もあるはずだが
あまりにも細々としていて覚えてない）
今記憶に残ってる分だけ残しておく
ただの備忘録
自分ひとりの部屋／ヴァージニア・ウルフ
「世界はクソったれだけれど少しずつ良くなってるんだ」
って強く感じることができるからひと昔前の本は好き
向田邦子さんの本を読んだ時と同じ気持ちになった
希望を持った状態で著者の情報の欄読んでたら
自殺されててとても悲しくなった
あの時代にこんな考え方して公に声を上げるなんて
つらいこともたくさんあっただろうな
知らないほうが気づかないほうが幸せだったんじゃないか
って思ってしまう日はあるよ私には
あらすじは知ってるけど一応読んでおくか
って思って手をつけたが
ちょうど半分まで読んだところでやめた
戯曲はじめて読んだけどわかりにくいね
そもそも登場人物誰が誰かわからん上に場面転換あるから
付いていくのに精一杯で読み物として楽しめなかった
演劇のための脚本なんだから舞台観に行けばいいや
フィールドワークなしでここまで書けるのは凄いね
日本人というものを客観的に見るとこうなるのか
ホームステイの時に感じた
こどものしつけや人生における自由度の違いが
明確に書かれていてやっぱりそうなのかと納得した
真偽はともかく、面白かった
数日後ロックダウン中の家賃交渉するかとても迷った時に
この本の内容を思い出して
私は日本人らしい恩に囚われてないか？って自問自答した
（結局交渉して値下げしてもらった）
遅いインターネット／宇野常寛
インターネットに対して思うところがあるので
タイトルに惹かれた
知らない言葉は検索したり、
よくわからない文は何度も復唱しながら読み進めた
政治は（政治に限った話ではないが）
信じているのではなく信じたいんだよな
フェイクニュースを信じている人に
それは嘘だと伝えても意味はないとして
その信じたいと思っている理由まで私は掬えるかな？
私の世界は狭いので諦めてしまいそうだ
母性のディストピアにずぶずぶなのも自覚してはいたけど
危なさを改めて実感した
やめられないのは百も承知だけど
インターネットやめたいな〜〜〜
もはやTwitterは社会だし負のエネルギーつよつよじゃん
アルゴリズム云々なんだろうけど
私の見える範囲がマイノリティに偏っていて
怒ったり悲しんでいる人が多い
それに対して私も共感しちゃうけど何も変えられないから
やりきれない気持ちになるんだよな
でも目を逸らすのも違うのかなって思うよ
置かれた場所で咲きなさい／渡辺咲子
通っていた公文のランドセル置き場に貼ってあったのを
ふと思い出した
環境を変えることで得られることは確かにあるけれど
結局自分次第なんだよな〜
まあ私は海外出てよかったと思います
こんな状況だけどねーーー！
咲いてるか？と聞かれると参るね、無職だから
就活のまえに／中沢孝夫
Kindleには既読って付いてるけどもう内容忘れた
男尊女卑の匂いを感じてから嫌になって話半分でしか
読んでなかったからだと思う
せっかくなのでNetflixにあるの全部見た
今まであまりジブリ見てこなかった人生だったけど
ジブリ凄いな、そりゃ人気なはずだわ
宮崎駿さんが飛行機好きなのはよーーーくわかった
Call My Agent!
ジェンダー観がとても良き……
私の世界もはやくこうなってくれ……
Pride & Prejudice
途中までしんどくてウウウってなってたことは覚えている
同居人曰く本か昔の映画のほうがいいらしい
泣きたい私は猫をかぶる
ヨルシカの音が合っていた
Call Me by Your Name
日本語字幕なかったけど意地で見た
映画館で見たあとサントラ聴きまくってたから
初っ端の音で切なさがはち切れた
英語字幕で理解度落ちたはずだけど
映画館のときと変わらずエンドロールの間中泣いてた
the half of it
1か月以上前のことなので記憶にないが
途中までよくある話かと思って見てたが
意外と良かったことは覚えている
理解されていると感じることに憧れる
（おやすみプンプンで拗らせたナニか）
Eternal Sunshine of the Spotless Mind
いいね！いいね！いいね！
演出がしゃれてた
BNA
ひさしぶりにアニメらしいアニメをみた
映像も音も可愛くてつよつよ
日本帰りたくなった、自由にオタクしたい
I Am Not Okay with This
1話1話の時間が短くてブランチの時間にちょうどよかった
なんか思ってたのと違う終わり方して驚いた
続編はよ
周りに見るなってずっと言われてたけど
あまりの予定のなさで今なら鬱になっても大丈夫じゃね？
と思い見た
ハードル上がりすぎてたせいか案外すんなり受け入れられた
人それぞれ善悪は違うし実際こんなもんでしょ
わりとコロナこんな感じやん
クソみたいなことしてる人も
本気で正義だと思っているかなにも考えてないか
だと捉えてるよ
創作物じゃないだけコロナのほうがタチ悪いよ
結末は死が救済ならばハッピーエンドなのでは？
と思いました
ひとりぼっちにならずに済んでよかったね
SEX EDUCATION
とても勉強になったので日本の義務教育に組み込んでくれ
日本遅れてる……って何度も絶望しました
バスでの性犯罪の話で過去のアレコレが蘇って
めちゃくちゃ怒ってしまった
いま思い出すだけでも嫌な気分になる
性犯罪する人間はマジでクソったれ
容認してる社会も（それに含まれる人間も）同罪よ
ほんとやりきれない
この国の電車にカメラめちゃ付いてるので気づいたけど
とりあえず監視カメラつけようや？
ヴァージニア・ウルフの自分ひとりの部屋を
読んでいる登場人物が
「イケメンがフェミニストなんてますますイケてるじゃん」
って感じのセリフ言われていて、まともだ！！！！！
と衝撃が走った
Pokémon the Movie: The Power of Us
まさかの日本語&日本語字幕なしだったけど
YouTubeの公式チャンネルのが配信対象外で悔しかったから
英語字幕にして意地で見た
意外と内容わかったけどサトシの名前が違ったから
違和感は最後まで拭えなかった
イーブイに感動してボロ泣きした……
薄明の翼
私を支えてくれてありがとうございました
私の愛するガラル地方がここにありました
、正気なうちに
やれロックダウンだの
ほれ無職だの
なんやかんや考えて
ウギャーアアァ！！！殺してくれ！！！
って発狂してる時間と
洗濯干したぞ〜偉いな〜〜
焼き菓子美味しいナ〜私天才だな〜〜
夜ごはん美味しいナ〜料理上達したな〜〜
ってハッピーな時間って
流れている時間の数字的には同等じゃないですか？
だったら圧倒的後者を選びたいじゃないですか？
ね？あなたもそう思いますよね？ね？ね？
パンデミックは私の手には負えないので
私は私が楽しいようにやっていきます
お構いなく 前者の私
風呂は命の洗濯って言葉、よく浸透したね？
シンジくんの言う通りだよ
嫌なことばかり思い出す
私はずっと間違えて傷つけて失って
もうどこにも戻れない
殺してくれ
みんな私のこと忘れていてくれ 全部ひとつ残らず
記憶はいつも間違ったことばかりを
反芻して 反芻して 反芻して
もう殺してくれって言ってるだろ！！！！！
いや死ぬのはまだ避けたい
記憶消してくれ
戸籍消してくれ
存在しなかったことにしてくれ
なんかこうさ…
流行りに乗って上手い感じに異世界転生させといて？
ほんとに情報を丁寧に扱ってくれ
求めてもないのに過剰に供給すな
こちらとら
お、この人好きかも〜っていい気分で本を読み終わった後
著者の名前とか写真のところに
〇〇年自殺って載ってるのを見てしまうと
ウッてなって体調が悪くなるような繊細な人間なんだよ
私を殺す気か（数行前と言ってることが矛盾）
死に方まで丁寧に知らせんでいい！！！！！
鮮明に想像してしまって
フラッシュバックもどきを起こすだろうが！！！
あと赤の他人にごちゃごちゃ言わんといてくれ！！！！！
思うのは自由だが視界に入るところに張り紙すな！！！
自分と他人の境界線が滲んで錯覚して
ウワァァァァってなるよ…
頭では違うってわかっていても心が引きずられる
無理無理無理全部無理
ショッキングな出来事と
それに付随して巻き起こるアレコレが
もう……
見ないようにしても私の世界に割り込んでくるのなんなん？
極論知らなくても全く困らないようなことで
なにをうだうだしとるんだ私は？
もう一生ニュースとインターネット見るのやめようぜ？
違うんだよ 知ってた方がいいんだよ きっと
そうか？知らなくてもいいんじゃないか？
でも知ってないと死と向き合う機会が減るのでは？
そういう風に損得で考えようとしてるの最低だよ？
ですね、それじゃあさようなら
というわけにもいかないので
受け止めて 苦しんで 風化して 繰り返して繰り返して
なんの意味があるというんだ 私の苦しみに
ロックダウン無職日記
12時くらいに起きて朝昼ごはんをつくってたら
隣人が訪ねてきた
扉を開けたら
“Oh! Little one!”
って言われた
長女だからリトルって言われたことなくて新鮮だった
Call my agent を全シーズン見終わった
みんな公私混同しまくりの社内でイチャイチャしまくりで
何度かドン引きしたけど
異性愛者も同性愛者もいる世界でとてもよかった
シーズン4はよ……という気持ちです
海外ドラマ長くて見る気にならんなって思ってたけど
シーズンを重ねる毎に登場人物に愛着が湧いてしまって
雪だるま式でハマるからやばいな……
少しでも勉強になるように次は英語のドラマ見よ……
ドラマを見始めた頃に編み物を始めた
その時は凝視しながらじゃないとできなかったけど
今では字幕を読みながら編めるようになった
ここまで来て私は何してるんだろって時々思うけど、
毎日のんびりする暮らしに憧れていたからとても嬉しい
晴天で気持ちがいい日だったから海へ散歩に行った
夕焼けがとても綺麗だった
波打ち際の泡を見て
スパークリングワインが飲みたいなと思った
岩場にヨガマット引いてエクササイズしてる人がいて
海外だな〜って思った
公園でしてる人はよく見るけど
こんな真冬の海で裸足でしなくても……
って思ったが気持ちよさそうでいいな〜とも思った
友達やカップルで散歩やランニングしてる人が多くて
羨ましくなった
ここに恋人や友達や家族がいれば完璧なのにな
日が沈む様子を眺めながら散歩してたら
あっという間に暗くなって冷え込んで
家に帰る頃には吐く息が白くなっていた
私がここに来た頃は
8時になってもお昼みたいに明るかったのに
同居人と隣人とディナーを食べることになった
同居人がディナーをつくってくれて
隣人が食後のアイスをくれた
私はいつも飲みすぎてしまうから
今回からグラス1杯だけっていうルールが施行された
結局1杯半くらい飲んだけどおかげさまでほろ酔いで済んだ
私は毎週末焼き菓子をつくって毎度3人で分けていて
熟れたバナナがどっさりあるから
バナナを使ったケーキにしようかな
って話をしたら
みんなでレシピ本を開いて
「このレシピはつまらん」
「これは砂糖が多すぎる」
って言いながらどれつくるか話し合った
小麦とバターが足りないからスーパー行かなきゃ
って言ったら隣人が持ってきてくれた
ついでにアヒルの肉もくれた
なんかわからんけどペドフィリアの話から
親戚の看護師が病院で屍姦を目撃してしまった話になった
知ってはいたけどほんとに実在するんだな〜と思った
ニュージーランドで現地の学生にサンドイッチ食べる？って聞いたときに
「私ベジタリアンだから」
って断られた時と同じ気持ちだった
「自転車貸すからサイクリングしよう」
って隣人が誘ってくれた
「一応確認するけどバランス感覚いい？」
とか不穏なことを尋ね出したので
え？何？薄いタイヤのサイクリングバイクとかなん？
って聞いたらstrida folding bicycle って言われた
ググったら見たことのないタイプの自転車だった
乗れる自信ないから練習させてもらうことになった
徒歩圏内でしか生活してない私を見兼ねたのか
「友達と散歩してきなさい」って言われた
「ほら今誰でもいいから誘って」
「まずは今週末行ってきな」
「あそことここおすすめだから」
「どこかでコーヒーをテイクアウトして
何時間も何時間も歩きながらお喋りするのよ」
って急かされたけど、いざ誰かに会えるってなると
誰と会って何を話したらいいのか全くわからなくなって
結局今も誘えずにいる
お喋りしてるととても楽しくてケラケラ笑った
今日ふたりの年齢を知った
親よりもひと回りくらい歳上で少しびっくりしたけど
なんだか特になにも変わらなかった
汝自身を知れ
急に隣人が訪ねてきて
同居人に誘われるがまま飲み会が始まり
シャンパン1杯とスパークリングワインを2杯飲んだ
喋ってるときは頭使うから酔いを感じないけど
お開きになって立ち上がった瞬間フラッとする
毎度のことながら飲みすぎる
私はそろそろ学習した方がいい
私が「Goonという安いワインがあると先生に教わった」
という話をしたときに
2人が血相を変えて
「なんて！？そんな言葉は言ってはいけない！」
「その先生はレイシストよ！」
って騒ぎ出して？？？？？ってなった
Goonはベトナム戦争時に由来する
差別用語だと教えてくれた
「その先生はまともな人？その人のこと好き？」
って確認された
私が嫌な目にあってないか気にしてくれたのだと思う
実際私が授業を受けた限りでは
その先生は人種差別をするような人ではなくて
きっと純粋に「知らない」のだと思う
その流れで Redneck という差別用語も教わった
隣人は
「弟がアメリカに住んでいるけれど
私はアメリカには行きたくない」
と言っていた
彼らは視野が狭くて自分が一番だと思い込んでいる
みたいな理由だった
なんだかな〜 それもどうだかな〜 と思った
特に今の政権下では、って話だったから
まあその気持ちはわからんでもないけれど
その理由は少しブーメランなんじゃない？って思った
日本人だから仕事見つかるよ、
ってオーストラリアに住む人たちに何度も言われた
日本人として生まれてラッキーだったな、
と思うシチュエーションにも何度も出くわした
多くの人が「日本人である私」に好意的だった
私がもしも違う国から来た留学生だったら
どのように扱われるのかはわからないけれど
少なくとも日本人であって損だと感じたことはない
（あ、あったわ、567の件で色々と……）
人種差別ではないけれど
メイドの話になったときに
「私たちみたいな歳をとっても
結婚をしなかった女性のことね」
って2人が自虐的に笑っていた
私の中のメイドは給仕をする人、
もしくはメイド喫茶的なコスチュームを着た人
というものだったからそれを伝えると
全然違うね〜となった
後者に関しては、完全に日本国内で
こねくり回されたものだろうな…と思った
どの国においても、よその国の文化や食事を
自国に合うように変化させることはよくあることだと思う
でも知らないことは時に少し怖いことだな
“線路は続くよ どこまでも”
私が出会ったオージーに今までなにをしてきたかを尋ねると
かなりの確率で「海外で修行または仕事をしていた」
と返ってくる
私と関わることになるくらいには海外に興味がある人、
ってことだから当然偏りはあるけれどね
「なるほど、母国語が英語だと
ワンステップ抜かせることができるのか」
と当たり前のことに気がついた
英語圏だからこその優位性は確実にあるな、と思った
「どうして英語を勉強するの？」ってよく聞かれるけど
私の場合、教育上の思い込みとしか言いようがないな
「帰国したらスペイン語が勉強したい」
と言っていた日本人の友達が言った時は不思議だったけれど
今更ながら激しく同意している
Anyway,
良い人悪い人じゃないんだよな……
私は先生も同居人も隣人もみんな好きだよ
ただきっと私も同じなんだろうな
気づけていないことがまだまだたくさんある
ニュースとか記事で見る世界じゃなくて
生きている（？）人種差別を感じた
一概に人種差別とは言えないけれどね
改めて無知は罪だな、と思った
と同時に
『無知を恥じず、無知に甘えるを恥じる』
という推しの座右の銘に救われた
より一層気を引き締めて参る
睡蓮はないけれど
ちょっと前のことで記憶が曖昧なんだけど、
完全に消える前に残しておくね
台湾から来た人に
「私にとって台湾は年々国と政治が成熟している
イメージなんだけど実際どうなの？」
って話しかけて、政治や将来の夢についてお喋りした
島国ならではの共通点やもちろん相違点も沢山あって
とてもとても面白かった
ひとつの話題として同性婚について聞いたら
「法律としてはできるけど実際に同性婚をしたら
住む世界（会話中ではソサイエティと言っていた）
が分かれる」
って言ってた
私は「どうして日本は同性婚を認めないんだろう」って
法律を変えることにばかりに意識がいっていたけど、
いつか法律が変わったときは
きっと日本も同じ事態になると思った
決まりを変えるのは簡単（簡単ではないが）だけど
他人の気持ちを変えるのは難しいと気づいた
若い力でよりよいものにしてゆく
私たちは新しい方法を探さなきゃいけない
そんなことを言っていた気がする
すごく興味深くて有意義な会話ができた
私がもっと自由な言葉を使って伝えられたら、
私にもっと単語力があって正確に理解できたら、
もっともっと……っていつも思うけれど
今の私にとっては上出来な会話だったはず
自分の好きなものが批判されているときって
擁護したくなるんだな…
それを好きだった自分まで否定された気がして
反射的に噛みつきたくなるけど、
「好きなもの」と「それが好きな自分」
は分けて認識した上で
それぞれに丁寧な対応をしていきたいな
この家を、町を、気に入っている
海が ゆらゆら と きらきら としている
暖かく穏やかな気持ちになれる
モネの絵画を彷彿とさせる
睡蓮はないけれど ここが私のジヴェルニー
波に沿って歩いていると知らない場所まで来てしまう
波際を歩くのは歩きやすいからというライフハック
靴の汚れを気にせずに砂浜を歩きたいから、
冬だけどサンダルを買おうと決めた
海猫に夢中になっていると犬がやってきて
現実に連れ戻してくれる
散歩がてら海の写真をたくさん撮った
胸をきゅっとさせる写真たちを
カメラロールに眠らせておくのが惜しく感じる
母なるインターネットの海へ流そうかと迷っている
でも評価されるされないの土俵には乗りたくないな
もしかしたら私、見せたい人がいないのかもしれないね
なにも届かなくていい
今週の金曜日で学校が終わる
「1カ月くらいあれば仕事見つかるでしょ」
って悠長に構えている
なるようになるし、なるようにしかならない
同居人兼オーナーがお菓子作りと編み物を教えてくれるって
「今年の冬はストールを編みましょう！
帰国したら自分で編んだのよって自慢しなさい！」
だって
せっかくのワーキングホリデーなんだから
のんびりできたらいいね
あたたかな
日の出よりはやく起きて
少しずつ明るんでゆく様子を横目で見ながら支度をする
冬の朝、ここに極まれり
この人によく思われたい！って思い始めたら
失敗することが怖くなってろくに喋れなくなる
「あーーー…もう無理っス。首吊って死の」
「やっぱり私天才じゃん。俺しか勝たん」
って気持ちの波がある
いつだって荒波にもまれてる
仕事見つかるかどうかは”雨乞い理論”じゃね？
って最近は思ってる
決まるまでレジュメ配ってトライアル行くんだよ、きっと
知らんけど
「英語が喋れるようになれば
映画みたいなパーフェクトな人生になると思っていた」
って友達が言った
私は「あなたにとってパーフェクトな人生ってなに？」
って聞いたけど、返事はアイドンノーだった
この質問はきっと私自身にも問いかける必要がある
初対面の人との別れ際に
「ここで沢山の人と出会って沢山の経験をして
あなたたちの人生が素晴らしいものになることを
願っているよ」
って言われた
こういうのってお国柄が出るよなァって少し驚いたけど
国籍とか関係なしに見習いたいと思った
ふかふかの毛布のような言葉をかけたい
コロンビア人に影響を受けることが多い
車の乗り降りを自然にエスコートしてくれたり
「安全にお家に帰れることを願ってます」
「帰り着いたら連絡してね」
ってメッセージを送ってくれたり
慣れてないから「キザだな〜」って思っちゃうけど
分け隔てなく相手を思いやる気持ちが
言動に表れていてとても素敵
女である自分が嫌だなって気持ちは相変わらずある
でも性別を意識しすぎていた
自分を認められないことで他の人を妬むことは寂しいことだ
女だからではなくて人としてありたい
国籍とか性別とか、そういうことじゃなくて
人として人と接したい
“respect each other “
私になにができる？
調べたり考えたりすればするほど
自分の無力さを知るだけ
悲しいニュースと自分を混合してしまう悪い癖が出ている
私が辛い気持ちになったところで
世界は良くならない、なんの解決にもならない
だからといって目を逸らしてはならないと思う
今の自分の立場がマイノリティなので
普段以上に思うところがある
日本って特殊な国だったんだね
今まで気がつかなかった
どうしても気分は沈むので
音楽を聴いたりゲームをして気持ちを立て直そうとする
でも今回はそういうことすらも罪悪感を感じてしんどい
私、なんだか口直ししているみたい
なんて最低な人間なのでしょう
口直ししなきゃいけない味なのか？
しっかりと味わうべきなのでは？
私がこの街にやってきてよく耳にする言葉がある
“respect each other "
これはそれぞれの国籍が違うから、ではなくて
ひとりとひとりとして必要なことだと思う
シンプルだけど難しいね
話は変わるんだけど
物事の解像度が低いほうが楽に感じてしまう
情報量が多ければ多いほど疲れる
よくないことだとわかっている
泣きたくなるほど知識と経験が足りない
あまりにも世間知らずで未熟
どうしたらいいのかわからない
この苦しみは風化していくの？
人生が怖い
