あたたかな
日の出よりはやく起きて
少しずつ明るんでゆく様子を横目で見ながら支度をする
冬の朝、ここに極まれり
この人によく思われたい!って思い始めたら
失敗することが怖くなってろくに喋れなくなる
「あーーー…もう無理っス。首吊って死の」
「やっぱり私天才じゃん。俺しか勝たん」
って気持ちの波がある
いつだって荒波にもまれてる
仕事見つかるかどうかは”雨乞い理論”じゃね?
って最近は思ってる
決まるまでレジュメ配ってトライアル行くんだよ、きっと
知らんけど
「英語が喋れるようになれば
映画みたいなパーフェクトな人生になると思っていた」
って友達が言った
私は「あなたにとってパーフェクトな人生ってなに?」
って聞いたけど、返事はアイドンノーだった
この質問はきっと私自身にも問いかける必要がある
初対面の人との別れ際に
「ここで沢山の人と出会って沢山の経験をして
あなたたちの人生が素晴らしいものになることを
願っているよ」
って言われた
こういうのってお国柄が出るよなァって少し驚いたけど
国籍とか関係なしに見習いたいと思った
ふかふかの毛布のような言葉をかけたい
コロンビア人に影響を受けることが多い
車の乗り降りを自然にエスコートしてくれたり
「安全にお家に帰れることを願ってます」
「帰り着いたら連絡してね」
ってメッセージを送ってくれたり
慣れてないから「キザだな〜」って思っちゃうけど
分け隔てなく相手を思いやる気持ちが
言動に表れていてとても素敵
女である自分が嫌だなって気持ちは相変わらずある
でも性別を意識しすぎていた
自分を認められないことで他の人を妬むことは寂しいことだ
女だからではなくて人としてありたい
国籍とか性別とか、そういうことじゃなくて
人として人と接したい