子供の頃が良かったなんてことじゃない
おとなになることのすべてが悪いわけでもない
見えてたものが見えなくなっていってるけれど、
見えてなかったものが見え始めてもいる
そりゃあ美しいものだけではないけれど
そう悪いものでもないと、私は思う
忘れちゃいけないものも抱いたまま
おとなになれたらいいのにね、できるかな
善し悪しを嘆いても楽しくなんてないから
今を生きるしかない
過去も未来もない、すべては今だ
『ところが、花は緑の部屋の中で、美しくなるためのお化粧を止めそうにありません。』
のくだりが素敵でした
中央公論新社/新訳星の王子さま/小島俊明
のものです
表紙と栞紐の色が可愛い水色で尚良しです