25時間眠りたい

はやく人間になりたい

往復書簡 初恋と不倫

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坂本裕二凄い、
会話でここまで引き込むって尋常じゃない
巻末の人物紹介の経歴で納得した、凄い人は凄い

 

後味の悪い、いや、後味は悪くないんだ
途中が後味悪い、
そういうのってなんて言えばいいんだっけ?
そんな感じでぞわぞわした
隣に高校生カップルが座ってきてそわそわした
綺麗な世界の隣で
このような本に浸ってしまっていることが
居心地の悪さを感じさせた

 

読んでるときは暗い方に引き込まれるのに
読後はなんとなくいい感じなの何?
落ち着く、とにかく凄い

 

この人の日本語、好きだなあと思いました
なんでこんな何気ないことに
気づいて、感じて、会話に混ぜることができるのだろう
凄いねえ

 

『ロマンティックの極北』と帯に書かれている
わかるようなわからないような、わからない

 

ほうじ茶ラテはじめて飲んだ
美味しいのか
美味しくないのかわからない、
と思いながら飲んでいたが
好きじゃないという結論に至った
最近始めて、と初めて、の使い分けの感覚が鈍った
だからヒラガナに逃げる

 

すっかり顔を覚えられていて
嬉しいような恥ずかしいような

 

読み終えて顔を上げると
高校生カップルは居なくなっていました

 


悲しみを伝えることって、
暴力のひとつだと思います。

 

きっと絶望って、
ありえたかもしれない希望のことを言うのだと思います。
三崎さんの手を握ることは出来た。
だけど大切なことは、
握ることじゃなく、
放さずにいることだった。

 

怖くて自己主張が強いというのは、
ポエムを書くヤンキーのような感じでしょうか。