25時間眠りたい

はやく人間になりたい

君に届け 30巻

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読み始めたときは小学生で、
高校生である彼ら彼女らを大人だと思っていた
こんな輝いた未来が待っているのだと疑わなかった

 

中学生、高校生、と年齢が近くなるにつれ
徐々にこれは夢物語だと気づいた

 

高校生になり新刊を読む度に
こんな甘ったるい世界はねえ!!!と
布団に八つ当たりしていたことを鮮明に覚えている
高校生に憧れていた幼い頃の自分を哀れんだ
現実と漫画のギャップに荒んでいた

 

今日、私のなかで『君に届け』は完結した

 

大学生である今、読み終わった今、
あながち夢物語ではないのでは、と私は思う

 

高校生、当事者であったときは
クソッタレだと思っていた高校時代だったが、
人とは勝手なもので
1年も経てば、苦しみは薄く喜びは濃く
美化されてるものなのだ

 

いやはや、1年前の自分にクソッタレと言われそうだ

 

1年前の今頃の、
卒業して大学受験も落ち着いた頃の、
自分と周りの大切な人達の様子と
漫画が全く同じように重なるのだ

 

1年前を鮮明に思い出した
何を、とはとても言えない、若すぎて

 

そして、思い出すと共に、
私は高校で出会った大切だと思える人達を
誰一人欠かすことなく
今も大切に出来ていると気づいた
いや、大切に出来ているかはわからないけど
大切だと想っている

 

きっと漫画の彼ら彼女らは変わりなくやっていくだろう
私もこれからも高校生の頃の自分を大切に、
今まで通りやっていこうと思ふ

 

いや、初心を思い出したのでより大切にしようと思ふ