25時間眠りたい

はやく人間になりたい

天国と、とてつもない暇

昼食に、と弁当を買った

1/5も食べられなくて夜ご飯にしようと蓋をした

 


知っている顔に手を振られた
咄嗟に手を振り返した、上手く笑えていたと思う

 


売店が人で溢れていた
なんだか凄く焦って
飲んだこともないミルクティーを買った 

 


人気のない場所を求めて外に出た
日陰の木製ベンチに座った
日の温もりが蓄えられていた
日が届きそうで届かない
けれど日が届く気配はあった


日光に優しく抱かれているようだ

 

 

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昨日買った詩集を読み終えた
予約して発売日に書籍を買ったのは初めてのことだ

 


私は勘違いをしている
初めて最果タヒさんを読んだ1年前よりも
今の私は孤独ではないと思っている
勘違いしているのだ
勘違いでもいい
永遠に勘違いをしていたい

 


私は金木犀の匂いを知らない
本や音楽の影響で『金木犀の匂い』という
フレーズを好んでいるだけなのだ

 


「アレが金木犀だよ、コレが金木犀の匂いだよ」
私にそう教えてくれる人は居なかった

 


私はこんなにもどうしようもない私のままで
今日も明日も明後日も生きていく、らしい

 


死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい、
とどんなに嘆いても書き綴っても
私は普通に生きていくのだろう

 


特別になれず、何にもなれず、私だけの私で